rekisisaikou’s diary

歴史について語る

明治維新は胡散臭い

幕末から明治維新にかけてを初めて知った時、私には腑に落ちない事がありました。

 

それは、開国についてです。

 

江戸時代を通して、通商を求められることは度々ありましたが、新たに通商を行うことを長い間拒絶し続けていました。

 

ところが、1853年にペリーが戦争も辞さないと強い態度で通商を迫ると、1年後に通商はしないものの、国交を結びます(日米和親条約)。

 

それから4年後、井伊直弼日米修好通商条約を結びます。

 

勅許が得られないままの条約締結だった為、攘夷を主張していた者達は勝手に攘夷活動を始めました。

異人斬りや外国船への砲撃です。

 

これらの攘夷活動をしていた者達が、後に明治政府を作ります。

 

それなのに、開国して文明開化したことが明治政府の功績になっているのです。

 

倒幕の中心となった薩摩・長州はいずれも外国と戦いました。

そこで攘夷は不可能と悟ったのであれば、攘夷派は遅ればせながら徳川幕府と同じ見解になった訳です。

 

戦う前から相手の強さを見抜き、交渉で切り抜けた幕府。

戦って初めて相手の強さに気付いた倒幕勢力。

 

本当は、どちらが優秀だったのでしょうか?